「転職先、大学病院と総合病院どっちがいいんだろう…」
「忙しさの違いはある?」
「子育てしながら働きやすいのはどっち?」
悩んだことがある方、きっと多いと思います。
私もそのひとりでした。
両方の病院で働いてみて実体験からメリットやデメリットを感じました。
この記事を読むと大学病院と総合病院の違いがリアルな体験ベースでわかります。
ぜひ、転職などの参考にしてください。
大学病院で働いてみてわかったこと

最初に働いたのは大学病院です。
配属になったのは小児科病棟でした。
新卒だったこともあり正直、毎日しんどくて仕事に行くことが憂鬱でした。
でも、新卒で大学病院を経験できたことは良かったと思っています。
実際に大学病院の小児科病棟で働いて感じたことをまとめました。
朝7時から始まる毎日
始業の1時間以上前、朝7時すぎに病棟へ来て情報収集するのが日課でした。
難治疾患の患者さんが多く、入院・手術・化学療法が毎日重なる環境。
「今日も何があるかわからない」という緊張感の中で、3年間働きました。
仕事が終わるのは19時ごろが多く、忙しい日は消灯時間まで病棟にいることもありました。
残業の申請が厳しく、「残業する前に残業する理由を申し出て、残業後に申請書に印鑑をもらう」というルールがあり、残業代はほぼ出ません。
勉強会・研修が多すぎ問題
業務時間外の研修や勉強会が多く、自分の業務が残ったまま研修に向かう日も。
もちろん、研修が終わった後に残りの記録を行うので帰りは19時を過ぎます。
3年目くらいになると委員会の仕事も増え、日々の業務以外の仕事で残業することが多くなりました。
5年目あたりで、看護研究が始まると休日返上で丸ごと潰れている先輩も珍しくありませんでした。
主任や師長になるとそれ以上に残業していました。
師長さんが自分より早く帰っている姿を見たことがありませんでした。
経験年数を重ねるごとに、仕事が増えていくことに「ここで長く続けることは私には向いていない」と思いました。
マニュアルやルールがとにかく細かい
大学病院は、マニュアルやルールが非常に細かく決められています。
手順一つひとつに決まりがあり、慣れるまでに時間がかかりました。
新人のうちは特に、確認することが多くて頭がパンクしそうになることもありました。
裏を返せば、それだけ安全管理が徹底されているということでもあります。
「きちんとした環境で基礎を身につけたい」という方には向いている職場といえるかもしれません。
手技が身につきにくいのは盲点だった
大学病院は医師や研修医の数が多いため、採血やルートキープなどの処置は医師が行うことが多いです。
私は「採血やルートキープなど手技が上手な看護師になりたい」と思っていました。
なので、知識は増えても手技が上達しないことがもどかしかったです。
「看護師として手技を磨きたい」と考えている方にとっては、物足りなさを感じるかもしれません。
総合病院に来て感じたこと
大学病院で3年間働き、その後、総合病院に転職しました。
転職サイトの担当者の方に相談に乗ってもらいながら次の職場を探しました。
小児科病棟の経験しかなかったため、看護師の幅広く経験できて、給料もそこまで下がらない総合病院に転職しました。
現在の病院は急性期病棟・回復期病棟・療養病棟があり病床数は200床程度です。
ここで一番感じたのは「現場感の強さ」です。
大学病院と違い研修医がいないことや、医師の人数も少ないので看護師の業務の幅が広いです。
幅広く経験できる
総合病院では、とにかく色々な患者さんを見ます。
急性期だけでなく、回復期や慢性期も混ざっていて、「看護の基本」をしっかり学べる環境だと感じました。
疾患も幅広く、同じ病棟に血液内科、消化器外科、泌尿器科、循環器など様々な疾患の患者さんが入院しています。
そのため、化学療法をやっていいたり手術をやっていたりなど業務も様々です。
医者が少ないので大学病院よりも、「自分で考えて動く場面」が多く日々の判断力が鍛えられます。
私はそこにやりがいを感じます。
忙しさは病棟によってかなり違う
私の勤務している急性期病棟は正直忙しいです。
緊急入院を受け入れる病棟が2つしかないため、緊急入院が1日4件の日もあります。
なので、定時に帰れないこともあります。
でも、残業の申告はしやすく、パソコンで入力すれば残業代はきっちりもらえます。
一方で回復期病棟や療養病棟は比較的落ち着いていて定時に帰れている人が多い印象です。
総合病院は病床数や病棟によって忙しさや残業時間は様々です。
・忙しい病院はかなりハード
・比較的ゆったりしたところもある
これは転職前にしっかり見極めが必要だと感じました。
人間関係が良い意味で多様
大学病院は新卒からそのまま働いている人がほとんどでしたが、総合病院は様々な経歴の中途スタッフが多く考え方が柔軟な印象です。
忙しい職場ですが、なんでも相談できる雰囲気があります。
ママナースには働きやすい!
子育て中の看護師が多く、急な早退やお休みに対する理解があります。
大学病院にいた頃は、急に休むと「何か言われてしまう...」と
ビクビクしていましたが今は周りの目を気にせず休めるようになりました。
2歳の娘がいる私には、これが一番大きな変化かもしれません。
給料の違い(体験ベース)

給料は病院によると思いますが、栃木県で働いている私の場合です。
給料の違い(大学病院 vs 総合病院)
大学病院と総合病院の給料の違いをざっくり比較しました。
| 項目 | 大学病院 | 総合病院 |
|---|---|---|
| 月収(手取り) | 26〜27万 | 25〜27万 |
| 夜勤手当 | 約7000円 | 約10500円 |
| 残業手当 | 申告が厳しい | パソコン入力で申請 |
| ボーナス | 約5.3ヶ月(約100万円) | 約4ヶ月(約60万) |
| 年収(手取り) | 約400万円 | 約380万円 |
大学病院にいた時も総合病院にいた時も月収(手取り)は25〜27万程度でそこまで大きな差はありませんでした。
総合病院は「頑張った分だけ増える」
- 夜勤手当が高い
- 残業代がしっかり出る
そのため、働いた分だけ収入が増えやすく、
「頑張りが給料に反映される」感覚がありました。
大学病院は「ボーナスで差がつく」
- 夜勤手当はやや低め
- 残業申請はやや厳しめ
その代わりに…
ボーナスが多い(約5.3ヶ月)
この影響で、
最終的な年収は大学病院の方が高くなる傾向でした。
結局どっちがいい?

実際に両方経験して思うのは、「どっちが良いかではなく、どっちが合うか」です。
以下で大学病院に
大学病院が向いている人
- 専門的なスキルを深めたい
- 基礎をしっかり学びたい
- 最先端の医療に携わりたい
- 研究・教育にも興味がある
総合病院が向いている人
- 幅広い経験を積みたい
- 手技をしっかり磨きたい
- ワークライフバランスを重視
- 子育てしながら働きたい
- 残業・休暇取得の実態(口コミサイトや見学で確認)
- 病棟の種類(急性期・回復期・療養で忙しさが全然違う)
- 子育て中のスタッフの割合と雰囲気
- 手技の機会や教育体制
何を重視したいかは、人それぞれなのでどちらが良いかは一概に言えません。
私は子育て中でワークライフバランス重視なので総合病院へ転職して良かったと思っています。
自分がどんな働き方をしたいのか、どんな職場があっているのかを自分と向き合い整理しておきましょう。
そこから、譲れないものや優先順位などをしっかり決めておくことは大事だと思います。
まとめ
私が実際に働いて感じた一番の違いは、ここです。
大学病院=「学び・専門性・キャリア重視」
総合病院=「実践・幅広い経験・ワークライフバランス重視」
どちらが良い・悪いではなく、
「何を優先したいか」で選ぶべきだと感じました。
実際に両方を経験したからこそ、
それぞれの良さが今の自分にしっかり活きています。
ただ、働いてみないと分からない部分も多いのが正直なところです。
だからこそ、
・転職サイト
・病院の口コミ
・実際に働いている人の声
などから、事前にしっかりリサーチしておくことが大切です。
転職後に「こんなはずじゃなかった…」とならないように、
自分に合った環境を選びましょう。
おわりに
もし今、転職で悩んでいるなら「どんな働き方をしたいか」を一度考えてみてください。
私自身も、どこで、どんな働き方をすることが自分に合っているのか、まだ迷っています。
これから先も、年齢や子どもの成長によって、働き方はきっと変わっていくものです。
だからこそ、その時の自分に合った選択をしていくことが大切だと感じています。
無理をしすぎず、自分が納得できる働き方・働く場所を一緒に見つけていきましょう。
この記事が、大学病院から総合病院への転職を考えている方の参考になれば嬉しいです。
転職を考えている方は、
1人で悩まず転職サイトを使って情報収集するのがおすすめです。
実際に内部事情や残業のリアルなど、
個人では分からない情報も教えてもらえます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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